ごみ屋敷ではどんな風に生活しているのだろうか、と気になっている方も多いはずです。
ごみ屋敷というと、ごみが多くあり生活スペースがあまりなく生活できないのではないかと考える方も多いでしょう。
そこで本記事では、ごみ屋敷での生活の実態とそのデメリットを解説し、具体的な対処法を比較・検討できるようにしています。
自身の部屋がごみ屋敷になる傾向がないかをこの記事で確認してみてください。
ごみ屋敷ではどのような生活が行われるのか
ごみ屋敷での生活の一例は次のとおりです。
- 食事はインスタントか外食に頼らざるを得ない
- 布団も敷きっぱなしになっている
- お風呂などに入らずに不衛生になりがち
それぞれ解説します。
食事はインスタントか外食に頼らざるを得ない
キッチンが物であふれているため、調理スペースの確保が難しいです。
そのため、コンビニの弁当やカップラーメンといったインスタント食品に依存しがちになります。
外食を選ぶ人もいますが、毎回外食だと費用がかさむため結果的に手軽なインスタント食品を選ぶ人が多いはずです。
このような食事は栄養が偏りやすく、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
布団も敷きっぱなしになっている
部屋がゴミで埋め尽くされていると布団を片付けるスペースがなくなり、常に敷きっぱなしの状態になります。
敷きっぱなしの布団は湿気がこもりやすく、ダニやカビが発生する原因にもなり、アレルギー症状が悪化することも考えられます。
喘息やアレルギー性鼻炎を持つ人にとっては健康への深刻なリスクとなります。
長期間布団を干す機会がないため、布団の劣化が早まり、買い替えが早まる場合が多いでしょう。
お風呂などに入らずに不衛生になりがち
浴室や洗面所が物置きのようになってしまい、入浴が困難になります。
物が溢れているため浴槽が使えなくなり、シャワーを浴びることすら難しくなります。
結果として数日、場合によっては数週間も入浴しない生活を送ることも多いはずです。
これでは体臭や汚れが蓄積し、不衛生な状態になります。
不衛生な状態が続くと、皮膚病や感染症にかかるリスクが高まります。
さらに入浴ができないことで気分が落ち込み、自己肯定感の低下にもつながります。
ごみ屋敷での生活が心身に及ぼす影響
ごみ屋敷での生活が心身に及ぼす影響は以下のとおりです。
- 精神疾患を抱えやすくなる
- 生活習慣病に繋がる恐れがある
- 不衛生なため風邪などを引きやすくなる
それぞれ解説します。
精神疾患を抱えやすくなる
ごみ屋敷での生活は、精神的な健康にも大きな影響を与えます。
部屋がゴミであふれている状態を目にすると、もう手遅れだと感じ自己肯定感が低下します。
これが引き金となり、うつ病や不安障害を発症するケースもあります。
部屋の状態を周囲に見られたくないという羞恥心が強くなるため、人間関係の断絶を引き起こす場合もあります。
生活習慣病に繋がる恐れがある
ごみ屋敷では、前述のようにインスタント食品や外食に頼りがちです。
このような食生活が続くと、肥満・高血圧・糖尿病といった生活習慣病に繋がるリスクが高まります。
また、運動不足も問題になります。
ゴミで埋め尽くされた部屋では自由に動けるスペースが限られ、日常的な身体活動が制限されます。
動かない生活が続くと、筋力の低下や血流の悪化を招き、さらなる健康リスクを引き起こします。
不衛生なため風邪などを引きやすくなる
ゴミが積み重なると、ほこりがたまりやすくなります。
空気中のダニやカビの胞子が増加し、呼吸器系の疾患を引き起こすリスクが高まります。
風邪を引きやすくなるだけでなく、気管支炎や喘息の症状が悪化してしまうでしょう。
虫やネズミなどの害虫が発生した場合、感染症を媒介する可能性があり、特にネズミはサルモネラ菌やハンタウイルスを運ぶリスクがあります。
ごみ屋敷での生活を送る前にできること
ごみ屋敷での生活を送る前にできることの例は次のとおりです。
- 毎日の掃除を行う
- 決められた日にゴミ出しをする
- 不用品を捨てる際には友人を頼る
それぞれ説明します。
毎日の掃除を行う
日々の掃除を習慣化できると、ゴミがたまるのを防げます。
毎日10分程度の掃除を行うだけでも、部屋の清潔さを保つことができます。
特に、ゴミが溜まりやすいテーブルの上やキッチンのシンク周りを優先的に片付けると効果的です。
掃除のリストを作成し、1日1つずつクリアする方法も効果的です。
決められた日にゴミ出しをする
自治体が定めたルールを守ってゴミ出しをしてください。
ゴミを捨てる日をカレンダーに書き込んでおく、スマホのリマインダー機能を使うといった工夫をするとゴミ出しのタイミングを忘れずに済みます。
ゴミ袋を常に準備しておくと、ゴミ出しがスムーズになります。
不用品を捨てる際には友人を頼る
1人で片付けを行うのは大変ですが、友人や家族に手伝ってもらうことで、片付けがスムーズに進む場合があります。
特に大きな家具や家電製品を捨てる際は、複数人の協力が不可欠です。
ごみ屋敷になる前に不用品回収を頼ろう
ごみ屋敷の状態になる前に、不用品回収業者の力を借りることは有効な手段の1つです。
「自分で片付けようと思ったけど、どこから手をつければいいか分からない」「友人や家族に手伝いを頼むのが気が引ける」といった理由で片付けが進まないケースは少なくありません。
友人を頼ることが難しいと感じたら、無理をせずプロの力を借りることを検討してみてください。
不用品回収業者を活用すれば、心身の負担を軽減しつつ、清潔で快適な生活環境を手に入れることができます。
「ゴミ屋敷になりたくない」と思ったその時が、行動を起こす絶好のタイミングです。
当社ではゴミ屋敷の片付けを含めた不用品回収の問い合わせなど幅広く以下のページから受け付けていますので、お気軽にご相談ください。