残置物撤去費用は2トントラック何台分?積載量の目安と相場を管理会社・オーナー向けに解説

退去後の部屋を確認したら、家財・ゴミがそのまま残っていた場合、管理会社やオーナーがこの状況に直面したとき、「どれくらいの量で・いくらかかるのか」が分からずに困るケースは少なくありません。

残置物撤去費用は、トラックの台数で考えると一気に把握しやすくなります。特に2トントラックは、間取りでいえば1DK〜2DK相当の家財一式が積める汎用サイズで、多くの撤去現場で「料金の基準単位」として使われています。

この記事では、2トントラック1台あたりの費用相場・積載量・間取り別の必要台数の目安を整理し、依頼前に量と費用の見当がつけられる状態を目指します。複数物件を抱える管理会社・オーナーが初動見積もりの段階で迷わない基準として活用できます。

目次

残置物撤去に2トントラックが使われる理由

残置物撤去に2トントラックが使われる理由

2トントラックの荷台サイズと積載量の目安

2トントラックの荷台は一般的なものでおおよそ長さ3.0〜3.4m×幅1.6〜1.8m×高さ1.7〜1.9m。積載容量は6〜8立方メートル程度です。

具体的な家財でイメージすると、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの家電に、ベッド・タンス・ソファ・食器棚といった大型家具を組み合わせて、段ボール80〜100箱分の小物まで載せられる量です。1DK〜2DKの単身〜二人暮らし物件であれば、家財一式をほぼ1台分で積み込めるサイズ感と考えてよいでしょう。

軽トラ・4トントラックとの違い|どれを選べばよいか

車種積載量目安向いている現場注意点
軽トラック0.5〜1.5立方m1R・少量の残置物家電・大型家具は入らないことが多い
2トントラック6〜8立方m1DK〜2DK・標準的残置物バランスがよく住宅街にも入りやすい
4トントラック15〜20立方m戸建て・3LDK以上の大量残置狭い道・住宅街では入庫できないケースも

選び方のポイントは「物件の間取り」と「物の詰まり具合」の2軸です。退去案件・空き家整理の8割以上は2トントラックを基準に積算されています

残置物撤去費用の相場|2トントラック1台あたりいくら?

残置物撤去費用2トントラック1台あたりの相場

2トントラック1台あたりの費用相場

2トントラック1台分の残置物撤去費用は、全国平均でおおよそ5万円〜15万円が相場です。

状況費用目安
標準的な1DK・2DK(家電なし)5万円〜8万円程度
家電4品目あり・標準量8万円〜12万円程度
ゴミ屋敷・特殊清掃が必要12万円〜20万円以上

「想定より安く見えた見積書」には、家電リサイクル料金・階段作業料金・処分費が含まれていない可能性があります。総額表示か、別途項目があるかは、契約前に必ず確認しましょう。

費用に含まれる主な内訳(搬出・処分・人件費)

  • 人件費(作業員1名あたり1日2万円〜3万円が目安)
  • 処分費(家財・家電の品目別の処分費用)
  • 車両費(2トントラック1台10,000〜20,000円程度+距離加算)
  • 家電リサイクル料金(家電4品目がある場合・別途発生)

家電リサイクル法の対象品目4つ(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)は、リサイクル料金と収集運搬料金が必ず別途かかります。詳細な料金体系は家電製品協会 家電リサイクル券センターで確認できます。

間取り別・必要台数と費用の目安一覧

間取り2トントラック目安費用目安
1R・1K0.5〜1台3万円〜8万円
1DK・1LDK1〜1.5台7万円〜15万円
2DK・2LDK1.5〜2台12万円〜25万円
3DK・3LDK2〜3台18万円〜40万円
戸建て(2階建て・物置あり)3台以上30万円〜100万円超

注意したいのは、表は「通常の量」を前提にした目安だということです。長期放置・ゴミ屋敷化している物件は、同じ間取りでも1.5〜2倍のトラック台数が必要になります

補助金を活用して費用を抑える方法については 残置物の撤去費用を補助金で減らす方法!空き家オーナー・管理会社が知っておくべき制度と手順 も合わせてご確認ください。

費用が高くなる5つのケース

残置物撤去費用が高くなる5つのケース

ケース①:大型家電・特定家電リサイクル品が多い

冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの4品目は、家電リサイクル法で別料金になります。家電4品目が部屋にすべて揃っている1人暮らし物件なら、リサイクル関連で2万円前後の上乗せになります。

参考:経済産業省「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」

ケース②:階段・エレベーターなし物件の搬出作業

集合住宅で2階以上・エレベーターなしの場合、階段作業料金が発生します。1階上がるごとに数千円〜1万円程度が追加になるイメージです。物件情報(階数・エレベーター有無・搬入動線の写真)を業者にあらかじめ伝えておくと、見積精度が上がります。

ケース③:長年放置された空き家・ゴミ屋敷状態

長期間放置された物件・空き家は、内部の物量が外見以上に多いケースが多いです。ゴミ屋敷状態の物件で発生しやすい追加コストは次の通りです。

  • 仕分け・分別作業の延長(人件費の追加)
  • 害虫駆除・特殊清掃(数万円〜10万円程度)
  • 床・壁の汚損対応(原状回復費の上乗せ)
  • 異臭への消臭処理(1万円〜5万円程度)

「中身が読みづらい」物件は、見積もり時点で最小・最大の2パターンを出してもらうのが安全です。

ケース④:仕分け・分別が必要な混合廃棄物

家庭ゴミと家電・家具・書類・衣類・食品が混ざった状態の物件では、仕分け作業に時間がかかります。業者側で分別する場合、仕分け作業時間の延長・一般廃棄物と産業廃棄物の分類・個人情報を含む書類の機密処分料金などが追加コストとして発生します。

ケース⑤:即日・緊急対応の依頼

入居予定日が迫っている・退去から日数が経っているなど、緊急性が高い案件では、通常料金に緊急対応料金(1〜3割上乗せ)が乗ることが一般的です。ただし、24時間受付・即日対応を売りにしている業者の中には、緊急対応料金を抑えているところもあります。入居予定日から逆算してスケジュールを組むことが、結果的に費用を抑えるコツです。

管理会社・オーナーが知っておきたい業者選びのポイント

残置物撤去業者選びのポイント管理会社オーナー向け

一般廃棄物収集運搬業の許可証を確認する

家庭から出る残置物を業者が処分する場合、原則として一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。許可を持たない業者が家庭ゴミを処分すると、廃棄物処理法違反となり、依頼した側のオーナー・管理会社にもリスクが及ぶ可能性があります

確認すべき書類:一般廃棄物収集運搬業許可証(自治体発行)・産業廃棄物収集運搬業許可証・古物商許可(買取を伴う場合)

参考:環境省「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」

写真見積もりで現地不要・スピーディに依頼する方法

複数物件を抱える管理会社・オーナーにとって、現地立会の手間は大きな負担です。スマホ撮影の写真3〜5枚で概算見積もりを出すサービスが広がっており、写真見積もりに対応している業者は、現地確認なしで1時間以内に概算回答を出せるケースも多くなっています。

写真見積もりで業者に渡すと精度が上がる写真:各部屋の四隅・大型家具・家電・玄関や搬出経路の幅が分かるアングル・建物の外観と駐車スペース。

困難案件(夜逃げ・連絡不能・大量残置)でも対応できる業者の見分け方

  • 賃貸借契約書・残置物処分通知の手続きに精通しているか
  • 写真・動画で残置物を記録しトラブル発生時に証拠化できるか
  • 一般廃棄物処分・分別・原状回復まで一括対応できるか
  • 「他社で断られた」「半分しか片付いていない」という困難案件にも対応できるか

中村トランスポート株式会社では、一般廃棄物収集運搬業の許可取得済みで、鍵預かり・立会不要・写真のみの概算提示にも対応しています。詳しくは 不動産管理会社様向けお問い合わせページ をご確認ください。

残置物撤去費用に関するよくある質問

残置物撤去費用よくある質問FAQ管理会社オーナー向け

Q. 2トントラック2台分の費用はいくらになりますか?

2トン2台分の費用相場は、おおよそ10万円〜25万円が目安です。1台分の単価よりやや割安になることが多く、2台目以降は人件費・出張費を共有できるため、台数が増えるほど1台あたりの単価が下がる傾向があります。ただし、家電4品目のリサイクル料金・特殊清掃・分別作業費などが上乗せされるため、最終金額は見積書で総額表示を確認しましょう。

Q. 残置物の量が多く1台に収まるか不安です。事前確認はできますか?

はい、写真見積もりで対応している業者であれば、現地確認なしで1台で収まるか・追加が必要かを事前判定してもらえます。不安な物件は、最初から「2トン2台で確定」または「2トン+追加分は当日判断」の2パターンで見積もりをもらっておくと、当日の追加請求リスクを減らせます。中村トランスポート株式会社では、写真3〜5枚で1時間以内に概算回答するスマホ完結見積もりに対応しています。

Q. 撤去後の清掃・原状回復まで一括で依頼できますか?

可能です。撤去・分別・搬出・清掃を一括で対応できる業者であれば、別々の業者に発注するより、スケジュール調整の手間が減る・撤去〜清掃の引き継ぎロスがない・一括契約で総額が安くなるケースが多い・連絡窓口がひとつで進捗確認しやすい、といったメリットがあります。

Q. 生活保護受給者の退去案件の残置物はどこに相談すればよいですか?

生活保護受給者の退去案件については、生活保護で不用品処分はできる?家財処分料の上限・3社見積もり・売却時の収入認定を解説 もあわせてご確認ください。福祉案件専門の対応フローをご案内しています。

残置物撤去費用の目安と業者選びのまとめ

  • 残置物撤去費用は2トントラック1台あたり5万円〜15万円が相場
  • 間取り別の必要台数を押さえておけば、依頼前に量と費用の見当がつきやすくなる
  • 費用が高くなる5つのケース(家電リサイクル・階段作業・ゴミ屋敷・混合廃棄物・緊急対応)を事前に把握しておく
  • 業者選びでは一般廃棄物収集運搬業の許可確認が最優先
  • 写真見積もり・鍵預かり対応・困難案件にも強い業者を1社確保しておくと退去対応のスピードが大きく変わる

中村トランスポート株式会社は、九州エリア(長崎県・福岡県周辺)を中心に、賃貸退去・残置物撤去原状回復まで一括対応しています。写真3〜5枚送るだけの見積もり、24時間受付(電話・LINE)、夜逃げ・連絡不能・大量残置などの困難案件にも対応可能です。退去日程が迫った緊急案件もまずはご相談ください。お見積もりは無料で、概算なら1時間以内に回答いたします。

詳しくは 不動産管理会社様向けお問い合わせページ からご確認ください。

※本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。家電リサイクル料金など法定料金は年度・メーカー・製品サイズにより変動する場合があります。詳細は各メーカーまたは家電リサイクル券センターにてご確認ください。

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