引越しと不用品回収は同時にできる?費用相場と失敗しない業者選び

引越しと不用品回収は同時にできる?費用相場と失敗しない業者選び

引越しの準備を進めていると、「これはもう新居には持っていかないな」という物が次々に出てきます。引越しと不用品回収を同時に済ませられたら、と考える方は少なくありません。

「引越し業者に頼めば、いらない家具もそのまま持っていってくれるの?」

「別々に頼むのと、1社にまとめるのとではどちらが安いの?」

「退去日までに処分が間に合わなかったらどうなるの?」

処分が間に合わなければ部屋を明け渡せず、日割り家賃や余計な負担が発生することもあります。

結論から言えば、引越しと不用品回収を同じ日にまとめることは可能です。ただし依頼先を間違えると、当日になって「これは引き取れません」と断られたり、想定外の金額を請求されたりします分かれ目になるのは、その業者が持っている許可の種類です

同時依頼ができる条件、費用の目安、申し込みのタイミング、業者の見極め方までを、引越しと不用品回収の両方を現場で扱う立場から整理しました。

目次

引越しと不用品回収は同時にできる?1社にまとめられる条件

引越しと不用品回収は同時にできる?1社にまとめられる条件

結論から言うと、同じ日にまとめることはできます。ただし「どの業者に頼んでも同じ」というわけではありません。

  • 同日にまとめられるかどうかを決めている条件
  • 環境省が示している引越し時の不用品の扱い
  • 引越し業者のオプション回収と不用品回収業者の違い

まずは、なぜ業者によって対応が分かれるのかから整理します。

ご相談で特に多いのは、「引越し業者に不用品もお願いしたら断られた」「見積もりのときは大丈夫と言われたのに当日は持ち帰ってもらえなかった」「処分だけ別の業者を探す時間がない」というお声です。引越しの日程が先に決まり、不用品の処分だけが宙に浮いた状態でご連絡をいただくケースが目立ちます。

結論:同日にまとめられるかは業者が持つ許可で決まる

家庭から出た不用品は、法律上「一般廃棄物」として扱われます。環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」でも、家庭の廃棄物を回収するには市区町村の一般廃棄物処理業許可または委託が必要で産業廃棄物処理業許可や古物商許可では回収できないと明記されています

つまり、荷物を運ぶ許可(一般貨物自動車運送事業)と、不用品を運ぶ許可(一般廃棄物収集運搬業)は別物です両方を持つ業者でなければ、運搬と処分を同じ日に完結させられません

中村トランスポート株式会社は一般貨物自動車運送事業、一般廃棄物収集運搬業、古物商許可(第901151510055号)の3つを取得しており、運ぶことと処分することを1社で完結できます。なお、買取は基本的に行っておらず、ご希望の場合は買取業者をご紹介しています。許認可は中村トランスポート株式会社の会社概要に掲載しています。

環境省が示す引越し時の不用品の取り扱いルール

環境省「引越時に発生する廃棄物の取扱いについて」では、家庭から発生する引越廃棄物は一般廃棄物に該当し、これを第三者に引き渡して処理する場合、処理を行う者は廃棄物処理法第7条に基づく一般廃棄物処理業の許可が必要とされています。引越業者が一般廃棄物処理業の許可を持っていない場合は、原則として、家庭から出た引越廃棄物を引き取って運搬や処分をすることはできないと明記されています。

「引越し業者なのだから、いらない物も運んでくれるはず」と思いがちですが、荷物を新居まで運ぶ許可と、不用品を処分場まで運ぶ許可はまったく別の制度です。

実務でも、この線引きを知らないまま当日を迎え、玄関先で押し問答になるケースを何度も見てきました。見積もり時に「その不用品はどの許可で処理されるのか」を確認しておくと、当日の食い違いはほぼ防げます

引越し業者のオプション回収と不用品回収業者の違い

同じ「不用品を引き取ります」という案内でも、中身は3通りに分かれます。

依頼先不用品の引き取り料金の決まり方同じ日にまとめられるか
引越し業者(一般廃棄物の許可なし)買取・下取りできる物や提携先へ取り次げる物に限られる引越し料金に取次分の実費が加わる品目によっては当日に断られる
不用品回収業者(運送の許可なし)家庭から出た不用品を引き取れる量・作業人数・搬出条件で決まる引越し作業は別業者の手配になる
両方の許可を持つ業者引越しと処分を同じ現場で完結できる引越しと処分をまとめた見積もり1回の作業で同日にまとめられる

引越し業者のオプション回収は「買取扱い」や「提携業者への取次」で成り立っていることが少なくありません。そのため、値段がつかない物や汚れた家具、生活ごみが混ざった物は対象外になりやすいという特徴があります。

引越しと不用品回収を同時に依頼する4つのメリット

引越しと不用品回収を同時に依頼する4つのメリット

まとめて頼むことで得られる利点は、大きく4つに絞れます。金額だけでなく、時間と手間の負担が変わる点が見落とされがちです。

  • 立ち会いも業者手配も1回で終わる
  • 搬出と処分が同じ動線で進むため作業時間が短い
  • 買取が使えると処分費用を相殺できる
  • 退去期限が迫っていても間に合わせやすい

ひとつずつ確認していきます。

立ち会いも業者手配も1回で終わる

分けて頼むと、見積もりの調整、日程の確保、当日の立ち会いがそれぞれ2回ずつ発生します。仕事を休んで対応する方には大きな差です。

さらに、業者が分かれていると境界が曖昧になります。引越し業者が「それは回収業者さんの分だと思っていました」と言い、回収業者が「新居に持っていく荷物だと聞いていました」と言うすれ違いは、現場で実際に起きています。

搬出と処分が同じ動線で進むため作業時間が短い

同じ日にまとめると養生は1回で済み、処分品を先に出して部屋を広げてから新居分を積み込むという流れが取れます。

お客様の声にも「2人で1.5tトラックが30分ほどで積み終わって驚きました」「引越しと廃棄も一緒にお願いできて、とても助かりました」といった声が寄せられています。動線が整理されると拘束時間が短くなり、退去の立ち会いや鍵の返却にも余裕が生まれます。

買取が使えると処分費用を相殺できる

古物商許可を持つ買取業者であれば、まだ使える家具や家電を買い取ってもらえる場合があります。買取額を処分費から差し引ければ、支払う総額はその分下がります

買取につながるかどうかは、メーカーや年式、傷や汚れの状態によって変わるとされています。すでに解体してしまった家具や袋にまとめた小物は対象から外れることが多いため、処分すると決める前に買取業者に見てもらうことが大切です。なお、中村トランスポートでは基本的に買取は行っておりませんが、買取をご希望の場合は買取業者をご紹介できますので、ご相談ください。

退去期限が迫っていても間に合わせやすい

自治体の粗大ごみ収集を待っていると間に合わないことがあります。長崎市の場合、収集は申し込みから通常1週間から2週間程度、繁忙期は3週間程度かかるとされています。

参照:長崎市「粗大ごみの出し方」

1社にまとめておけば、搬出と処分と引き渡しを同じ日程の中に収められます。日数が足りないときの動き方は「引っ越しは最短何日でできる?即日〜1週間以内の流れ・費用・入居タイミングを解説」でも触れています。

引越しと不用品回収を同時に頼んだときの費用相場

引越しと不用品回収を同時に頼んだときの費用相場

「結局いくらかかるのか」が一番知りたいところだと思います。不用品回収の費用は品目ごとの定価ではなく量と作業条件で決まるため、同じ間取りでも金額が動きます。

  • 荷物量・トラックサイズ別の費用目安
  • 家具・家電など品目別の処分費用の目安
  • 引越しと不用品回収をまとめた実際の作業事例と金額
  • 見積もりより高くなりやすいケース

実際に対応した案件の数字を交えて、費用の全体像を整理します。

荷物量・トラックサイズ別の費用目安

以下は中村トランスポートが実際に対応した不用品の回収・撤去案件の実績です。引越し料金は別に加わりますが、処分側の目安になります。

部屋の広さ回収した量の目安作業人数・日数費用
1K約3立方メートル2名・半日42,000円
1LDK約5立方メートル2名・1日78,000円
1DK約7立方メートル3名・1日132,000円
2DK約9立方メートル3名・1日118,000円
2LDK約11立方メートル3名・1日154,000円
3LDK約16立方メートル4名・1日253,000円
4DK(戸建て)約22立方メートル5名・2日315,000円

量が多い2DKのほうが1DKより安くなっているのは、搬出経路や当日の作業条件が違うためです。量だけで金額が決まるわけではありません。トラックの大きさから逆算したい方は「不用品回収の2トントラック相場はいくら?料金トラブルを防ぐための完全ガイド」も参考になります。

家具・家電など品目別の処分費用の目安

まず押さえておきたいのが自治体の粗大ごみ手数料です。長崎市では令和8年4月1日以降、1メートル以下かつ30キログラム以下で730円、1メートルを超え2メートル未満かつ30キログラムを超え60キログラム未満で1,460円。諫早市は粗大ごみ用の収集券が1枚310円です。

参照:諫早市「ごみの分け方・出し方」

一方、業者に頼む場合は品目単価ではなく、量・作業人数・搬出のしやすさで金額が組み立てられます。「タンス1棟いくら」ではなく「トラック1台にどれだけ積めるか」で考えるほうが実態に近い計算です。料金の考え方は「不用品回収の値段相場と料金を安く抑えるためのポイントを解説」でも整理しています。

引越しと不用品回収をまとめた実際の作業事例と金額

同時依頼の金額感がつかみにくいという声が多いため、実際の案件を挙げます。

  • 長崎市から五島(福江島)への2人分の引越しで、引越しと不用品回収を同日に対応し248,000円。フェリーの手配に2日を要し、車両枠の調整も行いました
  • 五島市の3DKで約12立方メートルを撤去。作業員3名・1日で275,000円。フェリーの出港時刻に合わせて搬出時間を組みました
  • 諫早市から対馬への4人家族の引越しで468,000円。大型家具が多く、便数の少ない航路に合わせて2日がかりで手配しました

移動距離や輸送手段が加わるため金額は大きく見えますが、別々に手配すれば待機日や再訪問の費用がさらに乗ることになります。

見積もりより高くなりやすいケース

金額が動く原因は、ほぼ決まっています。見積もり時に把握できていないと金額が上振れしやすいのは、次のような現場です。

  • 5LDKの戸建てで約30立方メートル。分別されないまま生活ごみや食品が残り、冷蔵庫の中身が腐敗して害虫対応が必要になり、作業員7名・3日で620,000円
  • 3LDKの戸建てで道幅が狭く2トン車が入れず、手運びと積み替えで人員を増やし253,000円

現場ではこの2つが増額の二大要因です。逆に言えば、生ごみと液体物を先に処分し、道幅や駐車位置を事前に伝えておくだけで追加はかなり防げます

★見積もり前に伝えておきたいこと

  • 建物の前にトラックを停められるか
  • エレベーターの有無と階段の幅
  • 冷蔵庫や食品が残っているか
  • 当日に自分たちで動かせる人手があるか

片付けの費用は、同じ間取りでも荷物量・立地・階段作業・駐車状況で大きく変わります。「安いと思って頼んだら当日に追加請求された」という話が後を絶たないのも、この見えにくさが原因です。中村トランスポートはお見積りが確定した後の追加請求は行っておらず、相見積もりのご相談も歓迎しています。写真を3枚から5枚送っていただければ概算をお出しできますので、判断を誤る前に金額の目安だけでも確かめておくと安心です。

ご相談窓口:退去・引越しトラブル対応ページ(電話 0957-53-5656/電話・LINE・お問い合わせフォームの3つの窓口をご用意しています)

引越しと不用品回収はどちらが先?申し込みのベストタイミング

引越しと不用品回収はどちらが先?申し込みのベストタイミング

ここを外すと、費用も段取りも一気に苦しくなります。動き出す順番と時期を決めておくだけで、選べる手段の幅が変わります。

  • 不用品の仕分けは引越しの2〜3週間前から始める
  • 処分と搬出、頼む順番の考え方
  • 同じ日にまとめる場合の当日の流れ
  • 退去期限が迫っているときの逆算スケジュール

それぞれ具体的に紐解いていきます。

不用品の仕分けは引越しの2〜3週間前から始める

目安は引越しの2週間から3週間前です。理由は単純で、自治体の粗大ごみ収集を選択肢として残せるからです。

長崎市の粗大ごみは1回の収集で2個までという制限があり、大きな家具が3つ4つあるなら1か月近く前から動く必要があります。仕分けは完璧を目指さず、「新居で使う」「使わない」「迷う」の3つに分けるだけで十分です

参照:長崎市「引越し時のごみの出し方」

処分と搬出、頼む順番の考え方

順番の基本は「処分が先、搬出が後」です処分する物が確定すると運ぶ荷物の総量が減り、引越し側の見積もりも下がります

反対に、判断を先送りして不用品を新居に持ち込むと、後日あらためて回収を頼むことになり出張費が二重にかかります。実務で見ていると、この「とりあえず持っていく」が一番もったいない選択です。

同じ日にまとめる場合の当日の流れ

引越しと不用品回収を同日で行うときは、次のような流れで進みます。

  • 共用部と室内の養生を行う
  • 処分する物と持っていく物を最終確認する
  • 処分品を先に搬出して部屋を広げる
  • 新居に運ぶ荷物を積み込む
  • 新居で荷降ろしと設置を行う
  • 回収した不用品を許可に基づいて適正に処理する

作業中に「やっぱりこれも処分したい」と気づく物が出るのは自然なことです。ただし当日追加は積載量の関係で割高になりやすいため、判断は早いほど有利になります。

退去期限が迫っているときの逆算スケジュール

退去日が決まっている場合は、日付から逆算して動きます。

退去日までの日数やること
3週間前持っていく物と処分する物を仕分け、自治体の粗大ごみ収集を申し込む
2週間前写真を送って引越しと不用品回収をまとめた見積もりを取る
1週間前作業日を確定し、当日出せない物の扱いを決める
3日前処分品を1か所に集め、部屋に残す設備を確認する
前日から当日搬出・処分・引き渡しを同じ日にまとめる

すでに3週間を切っていても、対応できる余地は残っています。当日対応の条件は「不用品回収を即日で依頼したい方へ!当日対応できる条件と失敗しない業者選び」にまとめています。

「もう少し早く相談していれば、もっと落ち着いて進められた」というお声は少なくありません。退去日が決まっている場合、動き出しが遅れるほど選べる手段は減っていきます。中村トランスポートは写真をお送りいただければ原則1時間以内に対応の可否と概算をお伝えし、長崎県内であれば最短30分から1時間で現地に伺えるケースもあります。間に合うかどうかの確認だけでも構いませんので、早めにご相談ください。

ご相談窓口:引越しと不用品回収をまとめて相談できる窓口(電話 0957-53-5656/24時間受付・LINEでのご相談も承っています)

引越しと不用品回収の同時依頼で起きやすいトラブルと注意点

引越しと不用品回収の同時依頼で起きやすいトラブルと注意点

国民生活センターには不用品回収サービスに関する相談が2021年度に2,231件寄せられており、前年度の1,788件から約25パーセント増えています。

出典:国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル−市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!−」

  • 引越し業者では回収できない品目がある
  • 家電リサイクル法の対象4品目は別料金になる
  • 当日に追加した不用品は割高になりやすい
  • 照明器具や物干し竿など「残す物」を持ち出してしまう

つまずきやすい4つの場面を、順に見ていきましょう。

引越し業者では回収できない品目がある

許可の有無にかかわらず、そもそも引き取れない物があります。ガソリンや農薬などの危険物、医療廃棄物、特定の化学薬品は対象外です

参照:中村トランスポート株式会社のよくあるご質問

また、金庫やピアノのように専門の機材や体制が必要な物は、通常の作業とは扱いが変わり別料金になります(中村トランスポートではピアノ専門運搬を15,000円から承っており、設置状況により変動します)。当日に判明すると段取りが組めず部屋を空にできないため、見積もり時に「別扱いになる品目はありますか」と確認しておくと安全です。

家電リサイクル法の対象4品目は別料金になる

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象で、小売業者による引き取りとメーカーによるリサイクルが義務づけられています

出典:環境省「家電リサイクル法の概要」

長崎市ではこの4品目をごみステーションに出せず、粗大ごみの申し込みも自己搬入もできません。「処分費込み」と説明されていてもリサイクル料金は制度上必ず発生するため、見積書に含まれているか確認しておきたいところです。

当日に追加した不用品は割高になりやすい

当日に「これも」と追加すると単価が上がります。トラックの残り容量、その日の処理施設の受け入れ時間、次の現場の予定という3つの制約が同時にかかるためです。

積みきれなければ2便に分けることになり、往復の分だけ費用が乗ります。少しでも迷っている物があれば、見積もり時に「これも入れた場合はいくらですか」と聞いておくのが得策です。

照明器具や物干し竿など「残す物」を持ち出してしまう

見落とされがちですが、退去でのトラブルはお金よりも「残す物」で起きています。過去には、部屋に残しておくべき照明器具や物干し台、物干し竿まで持ち出してしまい、後から戻す事態になったケースがありました。

逆に、もともと備え付けだと思い込んでガスコンロや靴箱を置いていき、退去後に管理会社から撤去を求められた例もあります。原則は入居時の状態に戻すことなので、契約書の設備欄を見返し、判断がつかない物は管理会社に確認しておけば防げます。悪質な請求への対処法は「不用品回収でぼったくり被害?悪質業者への正しい対処法と返金方法を解説」で解説しています。

引越しと不用品回収の費用を抑える5つのコツ

引越しと不用品回収の費用を抑える5つのコツ

読み終える頃には、どこを削れば無理なく安くなるのかが見えてくるはずです。値切るのではなく、条件を整えて金額を下げるという考え方が中心になります。

  • 新居に持っていく物と処分する物を先に分ける
  • 自治体の粗大ごみ回収と組み合わせる
  • 買取・リユースできる物は捨てずに残しておく
  • 繁忙期と土日を避けて日程を組む
  • 写真見積もりで早めに複数社の金額を比べる

具体的なポイントは次の通りです。

新居に持っていく物と処分する物を先に分ける

もっとも効果が大きいのは、荷物そのものを減らすことです。引越し費用も処分費用も、突き詰めれば「量」と「時間」で決まります。

現場の実感として、荷物が少ないことが費用を抑える一番の近道です。迷ったら「新居で置く場所が決まっているか」を基準にすると、判断が進みます。

自治体の粗大ごみ回収と組み合わせる

急ぎでない大型家具は、自治体の粗大ごみに出したほうが安く済みます。長崎市なら1メートル以下30キログラム以下で730円、諫早市なら収集券1枚310円です。

大村市には粗大ごみの戸別収集の案内がなく、環境センターへの持ち込みか許可業者への依頼という形になります。持ち込む場合は当日に電話連絡が必要です。

参照:大村市「粗大ごみや引越しなどの大量のごみを処分するとき」

買取・リユースできる物は捨てずに残しておく

処分する前に、買い取れる物がないかを見てもらいましょう。買取額が処分費と相殺されれば、実質的な負担は下がります。

気をつけたいのは、買取をうたっていても古物商許可がなければ買い取りはできないという点です。保証書や付属品、リモコンが揃っていると査定額は上がりやすくなります。

繁忙期と土日を避けて日程を組む

引越し業界では3月から4月上旬が最も混み合い、料金も上がります。土日も平日に比べて割高になりやすい時期です。

離島への引越しでは、連休前がとくに高くなりやすい傾向があります。フェリーの車両枠が埋まり、便の確保が難しくなるためです。1日ずらせるかどうかを見積もり時に相談してみてください。

写真見積もりで早めに複数社の金額を比べる

現地に来てもらわなくても、写真を送るだけで概算が出せます。中村トランスポートのスマホ割引プランは、写真3枚から5枚をお送りいただければ概算をご案内する仕組みで、下見の日程調整が不要になります。

ほかにも、同じ方面の荷物とまとめるあいのり便プラン、エコ割プランがあります。複数社を比べるときは総額ではなく内訳で比べてください処分費が「一式」でまとめられた見積書は、当日の追加請求につながりやすいためです。

引越しと不用品回収を同時に依頼できる業者の選び方

引越しと不用品回収を同時に依頼できる業者の選び方

当社にも「別の業者に頼んだら当日に断られてしまった」というご相談が持ち込まれます。共通しているのは、価格だけを見て決めてしまったという点です。

  • 一般廃棄物収集運搬業の許可があるか確認する
  • 見積書に処分費の内訳が書かれているか
  • 追加料金が発生する条件を先に説明してくれるか
  • 口コミ・実績・固定電話の有無を確認する

依頼前に確認しておきたい項目を、理由とあわせて整理します。

確認することなぜ必要か確認の仕方
一般廃棄物収集運搬業の許可家庭から出た不用品を運べるのは許可業者だけ自治体が公開している許可業者一覧で社名を探す
見積書の処分費の内訳「一式」表記は当日の追加請求につながりやすい品目・量・作業人数が書かれているか見る
追加料金が出る条件事前説明があれば当日のトラブルを避けられる「どんなときに追加になりますか」と質問する
固定電話・所在地・実績連絡が取れない業者は責任の所在が曖昧になる会社概要ページと口コミを確認する

一般廃棄物収集運搬業の許可があるか確認する

もっとも重要な確認項目です。産業廃棄物処理業の許可や古物商許可を掲げていても、家庭から出た不用品は運べません。

確認方法は簡単で、自治体が公開している一般廃棄物収集運搬の許可業者一覧に社名があるかを見るだけです無許可の業者を使うと不法投棄や不適正処理につながるおそれがあり、環境省も注意を呼びかけています。

見積書に処分費の内訳が書かれているか

処分費が「処分費一式」とだけ書かれた見積書は要注意です。何をいくらで処理するのかが分からず、後から金額を動かす余地が残ります。

信頼できる見積書には、回収する品目、おおよその量、作業人数、車両台数、作業時間が記載されています。現場では、極端な格安表示、内容が分からない一式表記、所在地が確認できない業者という3つが揃うと危険度が高くなります。

追加料金が発生する条件を先に説明してくれるか

追加料金そのものは、必ずしも悪いものではありません。搬出が困難な現場で人員を増やせば、その分の費用が発生するのは当然です。

問題は条件が事前に共有されていないことです。中村トランスポートではお見積りが確定した後の追加請求は行っておらず、相見積もりのご相談も歓迎しています。見積もりのご相談自体は無料です。

口コミ・実績・固定電話の有無を確認する

固定電話の番号があるか、所在地が明記されているか、法人としての情報が公開されているかは、責任の所在を測る目安になります。あわせて、当日の対応や説明の丁寧さが書かれた口コミも参考になります。

中村トランスポートは2012年10月の設立以来、長崎県内で引越しと不用品回収の両方に対応してきました。従業員10名、トラック6台で、遺品整理士認定協会の認定も受けています。作業中の対人・対物事故は1事故5,000万円まで、お預かりした荷物は1輸送3,000万円までの補償を備えています。

長崎県内で引越しと不用品回収を同時に頼むときのポイント

長崎県内で引越しと不用品回収を同時に頼むときのポイント

長崎県内は自治体ごとにごみのルールが違い、坂道や離島という地形の事情も加わります。同じ同時依頼でも、地域によって段取りが変わってきます。

  • 長崎市・大村市・諫早市で異なる粗大ごみのルール
  • 離島への引越しはフェリーの便に合わせた同日作業になる
  • 即日・翌日で動きたいときの相談の仕方

地域ごとの事情を押さえておきましょう。

長崎市・大村市・諫早市で異なる粗大ごみのルール

3市を比べると、出し方も費用も揃っていません。

自治体粗大ごみの出し方費用の目安
長崎市電話(095-801-2200)またはインターネットで申し込み。1回の収集で2個まで1メートル以下30キログラム以下730円、1メートル超2メートル未満かつ30キログラム超60キログラム未満1,460円(令和8年4月1日以降)
大村市戸別収集の案内はなく、環境センターへの持ち込みか許可業者への依頼持ち込み時は当日の電話連絡が必要
諫早市月1回の日にち指定収集(夏季は収集なし)。指定袋に入らない家具などが対象粗大ごみ用収集券1枚310円

現場から見ると、長崎市にはもう1つの事情があります。坂や階段が多く道幅も狭いため、2トントラックが物件の前まで入れない場所が珍しくありません。見積もり前に建物前の道幅と駐車位置を伝えておくと、金額のブレを小さくできます。

離島への引越しはフェリーの便に合わせた同日作業になる

離島では、フェリーの時刻がそのまま作業スケジュールになります。便を1本逃せば翌日まで動けないため、搬出も処分も1日に凝縮せざるを得ません。

中村トランスポートは提携するフェリー会社5社との関係を活かし、離島の引越しを年間およそ50件、10年以上にわたって手がけてきました。新上五島町(有川)への単身引越しでは待機時間が長く朝から晩までの作業になり、小値賀島への3人分の引越しでは早朝または夜の作業が必要になりました。島ごとの事情は離島引越しプランにまとめています。

即日・翌日で動きたいときの相談の仕方

急ぎのご相談では、最初に伝えていただく情報が揃っているほど回答が速くなります。

  • 物件の住所と間取り
  • 退去日または希望する作業日
  • 処分したい物の写真3枚から5枚
  • 建物前にトラックを停められるかどうか
  • エレベーターの有無と階数

この5点があれば、原則1時間以内に対応の可否と概算をお伝えできます。処分する物が決まりきっていない段階でも問題ありません。現地で一緒に仕分けながら進めるご依頼も日常的にお受けしています。

引越しと不用品回収の同時依頼でよくある質問

最後に、ご相談の際にいただくことの多い5つの疑問をまとめました。

  • 引越し当日に不用品が増えた場合の扱い
  • 同時依頼と別々依頼のどちらが安いのか
  • 申し込みの期限
  • 冷蔵庫や洗濯機の扱い
  • 処分する物が減ったときの料金

気になるところから読み進めてください。

Q. 引越し当日に不用品が増えても回収してもらえますか?

トラックの積載量と処理施設の受け入れ時間に余裕があれば対応できます。ただし当日追加は事前申告分より割高になりやすく、量によっては2便に分けることになります。

追加になりそうな物がある場合は、見積もり時に「これも入れた場合はいくらになりますか」と確認しておくと当日の判断がスムーズです。

Q. 不用品回収だけ別の業者に頼んだほうが安くなりますか?

処分する量が少なく、自治体の粗大ごみ収集に間に合うのであれば、そちらのほうが安く済みます。長崎市なら1点730円から、諫早市なら収集券1枚310円です。

一方で、量が多い場合や日程に余裕がない場合はまとめたほうが総額は下がります。立ち会いが1回で済み、出張費や車両費が二重にかからないためです。

Q. 引越しの何日前までに不用品回収を申し込めばいいですか?

余裕をみるなら2週間から3週間前です。自治体の粗大ごみ収集も選択肢に残せるうえ、業者側の日程も押さえやすくなります。

繁忙期にあたる3月から4月上旬は予約が埋まりやすいため、さらに前倒しをおすすめします。日数が足りない場合でも、現状をお知らせいただければ間に合うかどうかの判断はすぐにお伝えできます。

Q. 冷蔵庫や洗濯機も引越しと同時に処分できますか?

対応できます。ただし冷蔵庫と洗濯機は家電リサイクル法の対象品目にあたるため、リサイクル料金と収集運搬料金が別に必要になります。

なお、中身が入ったままだと搬出できません。とくに冷蔵庫は食品が残っていると腐敗や害虫の原因になり、作業内容も費用も変わってしまうため、前日までに空にしておいてください。

Q. 見積もり後に処分する物が減ったら料金は下がりますか?

量が減れば、その分を反映してお見積りを出し直します。作業前に分かった時点でご連絡いただければ、車両や人員の手配も調整できます。反対に、確定したお見積りより増えていないのに金額が上がることはありません。

はじめてご依頼される方からは「見積もりを取ったら断りにくいのでは」というご心配をよくいただきます。中村トランスポートはお見積り・ご相談を無料で承っており、しつこい営業もいたしません。写真を送っていただくだけでも概算をお出しできますので、迷ったままにせず、まずは状況をお聞かせください。

ご相談窓口:中村トランスポート株式会社の無料お見積り・ご相談はこちら(電話 0957-53-5656/電話・LINE・お問い合わせフォームからご相談いただけます)

引越しと不用品回収の同時依頼は許可を持つ1社にまとめると失敗しない

引越しと不用品回収を同時に進めることは可能です。ただし成否を分けるのは料金表ではなく、依頼する業者が持っている許可でした。

  • 家庭から出た不用品を運べるのは、一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者だけ
  • 引越しの許可と処分の許可は別制度で、両方を持つ業者なら同日に完結できる
  • 費用は品目の定価ではなく、量と搬出条件で決まる
  • 家電4品目はリサイクル料金が別に必要で、自治体の粗大ごみには出せない
  • 仕分けは2週間から3週間前に始め、処分を先に確定させると総額が下がる
  • 見積書の内訳と追加料金の条件を確認すれば、当日のトラブルはほぼ防げる

退去日が決まっている引越しは、待っていても状況がよくなることはありません。早く動くほど、自治体の収集も業者の日程も選べるようになります

中村トランスポートは、長崎県内全域と離島に対応し、荷物の運搬から不用品の処分までをひとつの窓口でお引き受けしています。お電話・LINE・お問い合わせフォームのいずれからでもご相談いただけます。写真を送るだけでも構いませんので、まずは今の状況をそのままお知らせください。

ご相談窓口:長崎県内の引越し・不用品回収のご相談はこちら(電話 0957-53-5656/24時間受付)

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